アーユルヴェーダの家庭療法
基本
アーユルヴェーダは、地・風・空・水・火の五大元素を基に、すべての生命がこれらと結びついていると考えます。
受精の時点で身体と精神の特性が決まり、これが「体質(ドーシャ)」です。体質は、ピッタ、カパ、ヴァータの3つのドーシャの組み合わせで表され、全8タイプに分類されます。(簡易診断は www.whatsyourdosha.com)
人は支配的な2つのドーシャのバランスに影響されやすく、生涯にわたってその傾向が現れます。体質は変わらないため、行動や食事の選択は自分のドーシャに合わせて行うのが基本です。
季節の変化とドーシャ
季節は体に影響を与えるだけでなく、ドーシャのバランスも変化させます。乾燥した寒い時期はヴァータ、暑く湿った夏はピッタ、涼しく湿った時期はカパが強くなります。
アーユルヴェーダは1年を6つの季節(各2か月)に分け、季節が移り変わるごとにあるドーシャが支配し、別のドーシャが弱まります。例えば、秋から冬への移行では乾いた風がヴァータを強め、頭がぼんやりしたり、喉や目が乾く症状が出やすくなります。
このような時期には、余分なヴァータを取り除くデトックスが有効です。根菜中心の季節野菜のベジタリアン食、加工食品の回避、十分な水分摂取、十分な休養、ハタヨガなどの穏やかな運動でヴァータを落ち着かせ、カパの安定感を取り入れましょう。
食事のポイント
アーユルヴェーダでは「似たものは似たものを増す」と教えます。ドーシャと性質が似た食べ物や気候、活動はそのドーシャを強めます。例えば、軽くて空気感のある膨張シリアルはヴァータを増し、温かい料理はヴァータを抑えます。辛く刺激的な食材(タマネギや唐辛子)はピッタを高め、甘くて重い食材(さつまいもやチーズ)はカパを増やします。逆に、ドーシャの過剰を和らげるために、ピッタが強いときは冷たい食べ物を、ヴァータが強いときは温かい食べ物を選びましょう。
運動とヨガ
ヨガはアーユルヴェーダと相互に補完し合います。自分のドーシャのバランスに合わせたヨガを選ぶと効果的です(ただし、ドーシャは日々変動するため、同じプログラムを続けるだけでは不十分なこともあります)。ヴァータ体質の人は、エネルギーが速く消耗しやすいので、穏やかで温めるヨガが適しています。カパが優勢なときは、活発なアシュタンガヨガで体を動かすと良いでしょう。ピッタが高い場合は、静かでクールダウンできるクラスが向いています。
常識的なアプローチ
アーユルヴェーダは宇宙全体を対象にした体系ですが、実は常識に基づくシンプルな考え方です。「似たものは似たものを増す」ことを覚えておき、過剰なドーシャに対しては逆の性質の食事や生活習慣を取り入れるだけで、バランスを取り戻すことができます。
