種類

大腸クレンズには主に2種類あります。1つは、極端な下剤効果を持つ粉末や液体のサプリメントを経口摂取する方法です。もう1つは、肛門にゴムチューブを挿入し水で洗浄する「コロニック・ハイドロセラピー(腸灌流)」です。腸灌流は、浣腸よりも広範囲に腸管を洗い流します。

機能・目的

代替医療の実践者や自然療法士は、大腸を「下水道」に例え、数ポンドもの未排泄の糞便が粘液とともに腸壁に付着し、毒素が体内に吸収され続けると主張します。一方、医学的立場では大腸は自らの機能を十分に果たすため、外部からの介入は不要とされています。加工食品中心の食生活が腸の詰まりを招くという主張は、喫煙が肺機能を低下させることに例えられます。

影響

医師は、大腸は常に古い細胞を脱落させ、栄養素を吸収し、腸内の化学バランスと細菌叢を維持していると説明します。長期的または頻繁なクレンズはこれらの自然プロセスを妨げ、電解質異常、栄養失調、貧血を引き起こす恐れがあります。さらに、灌流用機器が不潔だと細菌感染のリスクもありますが、販売者は機器は常に滅菌されていると主張しています。

留意点

腸灌流を受ける際は大量の水分摂取が求められますが、過剰に吸収すると電解質バランスが崩れ、嘔吐や吐き気、最悪の場合は肺水腫・心不全・腸壁破裂といった深刻な症状を招くことがあります。自然療法側は、実際には約2杯分の水しか吸収しないと述べ、腎不全患者のみが注意すべきとしています。大腸内視鏡検査前に大量の水分を摂取する必要がある点も、混同しやすいポイントです。

警告

米国食品医薬品局(FDA)は、内視鏡検査前に使用される経口リン酸塩製剤に対し、腎障害の報告が相次いだため、厳しい安全警告を義務付けました。多くの事故は、指示された大量の水と一緒に服用しなかったことが原因とされています。

専門家の見解

大腸クレンズの広告で見られる「長いロープ状の硬化物」は、ベントナイト粘土やプシリウムといった膨張性下剤が腸内で固まったものです。ScienceBasedMedicineのデビッド・ゴルスキ医師は、これらは実際の老廃物ではなく、製品に含まれる成分が排泄時に形成する現象だと指摘しています。