ガスとげっぷの家庭療法

概要

お腹や上部腸にたまるガスは、膨張感や不快感を伴い、げっぷとして口から放出されます。ガスは過剰な空気が胃や腸に溜まることで起こり、圧力が高まると自然に排出されます。

原因

ガスは主に「空気の飲み込み(エアロファジア)」と「腸内での発酵」の二つが原因です。

  • 食事を速く食べる、飲み物を飲み込む、ガムを噛むなどで空気を多く飲み込む。
  • 炭酸飲料や喫煙はさらに空気を取り込みやすくします。
  • 消化不良の食べ物(乳糖、デンプン類など)が腸内で発酵し、ガスを生成します。

アサフェティダ(ヘビーベンガン)

アサフェティダはイラン原産のスパイスで、古くから消化促進に利用されています。温水にひとつまみ加えるか、乾燥生姜粉末小さじ½と塩を混ぜたものを飲むとガスが和らぎます。また、ブロッコリーやキャベツなどガスを出しやすい野菜に振りかけても効果的です。布に半小さじのアサフェティダを溶かした熱湯を染み込ませ、腹部に当てると痙攣が緩和します。ただし、強い臭いがあるため密閉容器で保存してください。

その他の対策

・消化酵素サプリを摂取し、食物の分解を助ける。

・プロバイオティクス(乳酸菌)を毎日摂ると腸内環境が整い、ガスが減ります。特に40歳以上は酵素と腸内フローラの低下が顕著です。

・ガスを発生しやすい食品(豆類、キャベツ、ブロッコリー、ブリュッセルスプラウト、玉ねぎ、カリフラワー、全粒粉、ラディッシュ、バナナ、アプリコット)を控える。

・乳糖不耐症の場合は乳製品を避けるか、乳酸菌サプリで分解を助ける。

・食後や就寝前にカモミールティーを飲むと消化が促進され、体内に閉じ込めたガスが放出されやすくなります。

注意点

多くの場合、ガスやげっぷは生理的な現象であり、特別な治療は不要です。しかし、頻繁に続く場合は胃食道逆流症(GERD)、胃排出遅延、潰瘍、過敏性腸症候群(IBS)などの消化器疾患が隠れていることがあります。自宅の対策で改善しない場合は、医師の診断を受けることをおすすめします。

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