イチジクの抗炎症効果
イチジクは古代ローマで神聖な果実として崇拝され、ギリシャでも高く評価されました。当時は最高品質のイチジクの輸出が禁じられ、国内で独占的に利用されていました。古代から健康効果が知られていましたが、近年ではその抗炎症作用を含む多くの健康効果が科学的に確認されています。
歴史
イチジクが最初に記録されたのは紀元前2738~2731年のシュメールです。その後、エジプトやギリシャの主食として定着しました。エジプト兵は敵国のイチジクの木や蔓を切り倒すことがあったと伝えられています。エジプト人はイチジクの抗炎症作用を最初に発見し、血管を「落ち着かせる」目的で利用していました。
イチジクは1790年にコルテスがメキシコに持ち込んだ後、北米へと伝わりました。
イチジクの豆知識
ミシガン州立大学の研究によれば、タルトチェリージュースは炎症反応の抑制においてアスピリンよりも効果が高く、ブルーベリー、イチゴ、ラズベリー、そしてイチジクなどの甘い果実にも同様の抗炎症効果があることが示されています。イチジクはイチゴやブルーベリーと同じクワ科に属します。
新鮮なイチジクは甘く、品種により味に微妙な違いがあります。多くの料理に取り入れられ、ワイン、砂糖、はちみつ、プロシュート、スパイスなどとも相性が抜群です。
抗炎症特性
薬理学的研究は、イチジクと抗炎症作用との強い関連性を示しています。イチジクは多くの果物よりもミネラル含有量が高く、カルシウム、リン、鉄、マンガン、カリウムを豊富に含みます。さらに食物繊維が多く、ビタミンCやビタミンB群も含まれるため、総合的に抗炎症効果を高めます。
古代からイチジクは健康法として利用され、イチジクワイン、イチジク石鹸、イチジクの湿布など様々な形で摂取・外用されてきました。
雑学・トリビア
乾燥イチジクは加工過程で硫酸塩(亜硫酸塩)が残留することがあり、敏感な人はアレルギー反応を起こす可能性があります。
伝説では、クレオパトラが毒蛇(アスプ)をイチジクのバスケットに入れて届けたと言われています。
イチジクバーは19世紀後半から食べられています。
一部の国では、イチジクの葉を食用にする慣習があります。
イチジクは実際には「シンコニウム(花序の一種)」で、花が内部に隠れているため、外側からは逆さまのように見えます。
イチジクは傷みやすく、購入後は1〜2日以内に冷蔵保存することが推奨されます。
