閉経期に役立つ中国ハーブ

閉経前期(ペリメノポーズ)は、エストロゲンの徐々の低下により、女性が生殖期から閉経へ移行する期間です。30代後半から50代前半までに始まることがあり、月経周期の変化、出血量の増減、ほてり、気分の揺れ、膣の乾燥、夜間の発汗、睡眠パターンの変化などの症状が現れます。個々の体質やホルモンバランスにより症状は異なりますが、漢方薬がこれらの変化を緩和する助けになることがあります。

当帰(とうき)

当帰は、女性の生殖系トラブル全般、特に閉経前後の症状に用いられる代表的な漢方です。米国メリーランド大学医学センターの報告によると、当帰はホットフラッシュ(ほてり)を軽減する可能性があります。エストロゲン様作用があるとされますが、研究結果は一貫していません。ホルモン依存性がんのリスクがある女性や妊娠中の女性は使用を控えるべきです。また、大量摂取は光感受性を高めるため、日光への注意が必要です。

更年楽(げんねんらく)

2009年1月15日付の『Journal of Alternative and Complementary Medicine』に掲載されたランダム化比較試験では、更年楽の配合製剤が閉経前の女性のうつ症状を改善し、FSH(卵胞刺激ホルモン)を低下させ、エストロゲンを上昇させたと報告されています。副作用は特に見られず、ホルモンバランスの調整に有望なサプリとして評価されています。

何首乌(なすべ)

『The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism』によれば、何首乌は大豆と同様のエストロゲン様作用を持ち、閉経症状の緩和に役立つ可能性があります。米コネチカット大学健康センターのカレン・プレストウッド博士は、何首乌が陰陽のバランスを整える適応原として古来から用いられ、さらなる研究が期待されると述べています。

地黄(じおう)

地黄は、夜間の発汗や月経不順の改善に用いられます。1991年版『中国伝統医学・西洋医学雑誌』のヒト試験では、地黄6方が閉経症状を軽減し、エストロゲンを増加、FSHとLH(黄体形成ホルモン)を低下させ、閉経前のホルモン状態に近づけたと報告されています。多くの漢方処方に地黄が組み込まれ、閉経期のサポートに利用されています。

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