イラクサ(刺しむし)の利用法と効果

イラクサ(刺しむし)は、古くから関節や筋肉の痛み、湿疹、貧血、痛風の緩和に用いられ、利尿作用で体内の余分な水分を排出する薬としても利用されています。医薬品は主に茎と葉から製造され、根は別の薬理効果を持つとされています。

花粉症

イラクサの空中部は、アレルギー性鼻炎(花粉症)のかゆみやくしゃみを軽減するとされています。体内でヒスタミンの産生を抑える働きがあると考えられます。

変形性関節症

関節痛の緩和に古くから用いられ、現在も使用されています。経口摂取により炎症を引き起こすプロスタグランジンの生成を抑制し、外用としてはコンプレッションやクリームで筋肉痛・関節痛を和らげます。

良性前立腺肥大(BPH)

ヨーロッパではイラクサの根がBPHの症状緩和に使われます。他のハーブと併用すると、排尿困難や尿漏れ、頻尿などの改善が報告されています。ドイツでは前立腺疾患のハーブ薬として販売され、米国では葉が前立腺炎の治療に利用されています。

その他の医療用途

過多月経や内部出血の抑制、フケや脂性頭皮などの頭髪・頭皮トラブルにも使用されます。収斂作用により、シェービング後の切り傷や軽い皮膚の出血止めにも有効です。

食用

イラクサはビタミンA・Cが豊富で、タンパク質、鉄、カリウム、シリコンを多く含む栄養価の高い食材です。アイルランドではビール、スコットランドではプリン、フランスでは様々な料理に利用され、シチューやスープ、ハーブ調味料としても活用されています。

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