ハーブテクノロジーとロディオラ

歴史

ロディオラ(Rhodiola rosea)は、近代の西洋ハーブ技術では比較的新しい植物ですが、民間療法としては古くから利用されています。古代ギリシャの医師ディオスコリデスは紀元77年にロディオラの効能を記述し、全体的な体力と耐久力の向上を挙げました。ヴァイキングやシベリアの部族も同様に使用し、健康維持や繁殖力向上を期待して様々な調合に加えていました。

使用法と効果

ヨーロッパ各地で、ロディオラは疲労、感染症、性機能障害の治療に用いられています。ソビエト時代の医師は厳しい北部気候に耐える身体能力を高める目的で使用しました。近年の研究が西洋のハーブ技術者の関心を呼び、米国でも徐々に普及しています。現在でも欧州では、うつ病、高山病、エネルギー増強のために利用されています。

ロディオラはフラボノイドを含む抗酸化作用があり、加齢に伴う疾患の進行を抑制すると考えられています。

用量

ロディオラは主にエキスとして市販され、一般的な摂取量は1回180 mgです。1日2~3回に分けて服用することが多く、長期間継続して摂取する方が効果が持続しやすいとされています。

注意点

妊娠中・授乳中の方や慢性疾患を持つ方は、使用前に必ず医師に相談してください。概ね安全とされていますが、神経過敏や不安感を訴える人もいます。また、カフェインとの併用は避けることが推奨されます。

生息地と形態

ロディオラは北欧、アイルランド、アイスランド、アルプスなどの寒冷地域に自生し、丈は約30 cmほどです。一本の太い主根から多数の芽が伸び、ピンク・赤・黄色の花を咲かせます。科はセダム科(Crassulaceae)に属し、200種以上あるロディオラ属の中で医薬用途に用いられるのは Rhodiola rosea のみです。

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