馬の栗(ヒノキチョウ)ハーブの効能と活用法
馬の栗(ヒノキチョウ)は、ギリシャや北インド原産の樹木で、現在はヨーロッパ全域に広がっています。主な有効成分はトリテルペン配糖体「エスシン」で、樹皮や実に含まれます。古くはペルシャで馬の打撲治療に、また近年は肌の老化やセルライト対策にも利用されています。
血管系のトラブルへの効果
エスシンは血管壁を強化し、血液循環を改善するとされています。1996年2月号の英国医学誌『Lancet』の研究では、慢性静脈不全の患者に対し、馬の栗抽出物が圧迫ストッキングと同等の効果を示したと報告されています。動脈硬化、静脈瘤、痔核などの症状緩和に期待できます。
打ち身・あざの軽減
米国ベス・イスラエル・ディーコネス医療センターの二重盲検試験(70名対象)では、2%エスシンジェルを単回投与しただけで、5分後に圧痛が有意に低減したことが確認されました。あざの赤みや腫れを抑える効果が期待されます。
抗炎症作用
エスシンは炎症を抑える作用も持ち、外傷や手術後の組織浮腫を軽減するとされています。ヨーロッパでは捻挫やスポーツ障害の外用薬として利用されています。具体的なメカニズムは不明ですが、毛細血管の漏れを封じる、酵素活性を阻害する、静脈の弾性を高めるといった説があります。
