オーシャ根(Osha root)とは何か?

オーシャ根は北米の山岳地帯に自生するハーブで、古くから先住民に利用され、現在はハーバリストが処方する薬草です。

用途

オーシャ根は、噛んだりロゼンジとして舐めたりすることで、痰を出す咳を促したり、喉の痛みを和らげたりします。苦味のある根として、消化管を鎮め食欲を刺激する効果もあります。中国医学では、同様の薬草を用いて発熱時に発汗を促し、病気を速やかに体外へ排出させるとされています。実用例としては、肺炎、乾いた咳、高山病、喘息の緩和などがあります。

野生採取

オーシャ根は北米西部の山岳地帯、カナダからメキシコにかけての地域に自生します。栽培が難しく、家畜化はほぼ不可能です。そのため、ほとんどが野生から採取されますが、過剰採取により一部地域では絶滅危惧種となっています。

識別方法

オーシャはウリ科(Umbelliferae)に属し、ディル、パセリ、ニンジン、毒ヘムロック、クイーン・アン・レース、フェンネルなどと同じ仲間です。細く中空の茎と細かい葉が特徴で、ラテン語名は「小さな花の傘」の意味です。特に根が非常に毛深く、外側は茶色、内部は黄色です。毒ヘムロックなど有毒な仲間と見間違えないよう注意が必要です。

熊の薬としての歴史

オーシャ根は「Colorado cough root」「love root」「Porter's wild lovage」「mountain ginseng」など多くの呼称がありますが、先住民の名称「osha」や他の名前は「熊」や「熊の根」を意味します。冬眠後の熊が食欲を刺激したり、病気の際に食べたり、猫がキャットニップで遊ぶように転がったりするため、こう呼ばれます。

調製方法

医薬部位は根のみです。乾燥させた根は噛んだり舐めたり、または煎じ液(デコクション)やチンキに加工できます。デコクションの場合、乾燥根2〜4 gを1カップの湯に加えて抽出します。

注意事項

妊娠中・授乳中の女性、6歳未満の子どもは使用を避けてください。安全性に関する十分な研究がまだ行われていません。

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