ホーレハウンドの利用法

ホーレハウンドはミント科に属し、強いメントールのような香りが特徴のハーブです。主にキャンディや咳止めシロップの材料として知られ、野原や道路脇などに自生します。古代ギリシャやエジプト時代から薬用として利用されてきました。

歴史

  • 紀元前400年頃のギリシャ医師ヒポクラテスは、ホーレハウンドが女性の不妊を防ぐと考えていました。ローマの自然学者プルニウス(紀元100年)は、毒の解毒剤や下剤として推奨しました。また、エジプトの僧侶にも広く知られ、天空と光の神ホルスにちなんで「ホルスの種」と名付けられました。ナバホ族の女性は出産時に使用していた記録があります。

効能

  • ホーレハウンドはシロップにして咳止めに、キャンディにして喉の痛みを和らげる用途があります。粘液質が豊富で粘膜を保護し、結核患者の痰を除去するのにも用いられました。膨満感や消化不良、生理痛時の腹痛緩和にも効果があります。葉を圧迫すると、潰瘍や傷口の治癒を助けます。

特性

  • 主な成分はタンニンとマルリブンです。マルリブンは苦味成分で唾液と胃液の分泌を促し、食欲を刺激します。また気道の粘液分泌を促し、胆汁の流れも助けます。タンニンは収斂作用があり、毒素を結合して排出する働きがありますが、高用量では鉄やカルシウムの吸収を妨げ、骨粗鬆症のリスクを高める可能性があります。適量であれば、やけどの緩和や出血止めにも利用されます。

用量

  • ホーレハウンドの葉を1パイント(約0.5リットル)の水に10分間浸し、濾してハチミツを2倍の量で甘みを付けると咳止めシロップができます。沸騰した水に小さじ1杯の葉を入れ、1日数回に分けて飲むのも一般的です。煮て潰した葉は患部に貼る湿布として使用します。乾燥、鮮葉、エキス、チンキなど形態はさまざまで、エキスは数滴を1日数回、必要に応じて摂取します。

副作用

  • 胃潰瘍や胃炎のある人は、ホーレハウンドが胃酸分泌を増加させるため注意が必要です。種子は特に子供にとって有毒です。過剰摂取は幻覚、錯乱、興奮、口渇、瞳孔拡大、最悪の場合昏睡を引き起こすことがあります。妊娠中の使用は子宮収縮を促すため禁忌です。また、風邪薬や血圧降下作用のあるハーブとの併用は副作用リスクを高めます。

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