マシュマロルートの副作用
マシュマロルート(Althaea officinalis)は、古代ギリシャ・中東・アーユルヴェーダの伝統医学で、抗炎症作用や肺機能のサポートに利用されてきました。主成分のムシレージ(粘性のある植物性デンプン)が、乾いた喉や皮膚をコーティングし、免疫機能を助けます。
呼吸器系の副作用
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ムシレージが喉や粘膜に滑りやすい層を作り、咳を抑える効果がありますが、痰が出る咳(湿性咳)には不向きです。むしろ痰の排出を妨げ、鼻や肺の鬱血を悪化させることがあります。
去痰薬(エクスペクタント)と同時に使用すると、相反する作用で効果が減少します。
皮膚への副作用
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クリームや湿布として使用すれば、乾癬、湿疹、おむつかぶれ、乾燥肌などの炎症を和らげます。古代ペルシャでは、離乳期の赤ん坊の歯茎痛にも用いられました。
ただし、炎症が強い皮膚に塗布すると赤みや刺すような感覚、時には蕁麻疹が出ることがあります。違和感や痛みがある場合は使用を中止してください。沸騰した湯で作った湿布は、十分に冷ましてから使用しないとやけどの危険があります。
膀胱・消化器系の副作用
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利尿作用があり、体内の水分が排出されやすくなります。腎機能を刺激し膀胱を洗浄する効果がありますが、使用中は大量の水分摂取とトイレの確保が必要です。
胃酸の分泌を抑えるため、胃酸が不足している(低胃酸症)人や胃バイパス手術を受けた方は、消化がさらに困難になる可能性があるので医師に相談してください。
利用形態
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お茶、クリーム、粉末として摂取でき、国内のハーブティーコーナーや「トラディショナル・メディシナル」の喉コート製品で入手可能です。
ロバート・フォーミュラなどの健康食品にも配合されており、腸をコーティングし免疫系が微生物を処理しやすくします。ただし、甘味料が多く含まれる製品もあるため、成分表を確認してください。
子どもや乳児にも古くから与えられており、概ね安全とされています。フランスでは医療用キャンディとして加工され、現在のマシュマロの原型となりました。
注意点
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マウスへの注射実験では血糖値を低下させる可能性が示されています。そのため、欧州連合は糖尿病患者に対し血糖値の厳密なモニタリングを推奨しています。
熱いお茶は粘膜をやけどする恐れがあるので、飲む前に適温まで冷ますことが重要です。
