ホーステール(シダ類)の利用法

ホーステールはシダ類の多年草で、竹のような茎を持ちます。花は目立たない単純な穂状で、葉は針状で関節が簡単に折れます。高さは約10〜45センチで、ニュージーランド、オーストラリア、南極を除く世界中に分布しています。

歴史

ホーステールは2億年以上の歴史を持つ植物です。かつては巨大なシダ状の樹木で、草食恐竜の食料となった可能性があります。現在見られるホーステールは、古代の先祖の小型版です。16世紀にはヨーロッパ人やネイティブ・アメリカンが鍋掃除用のたわしとして利用していました。

内部利用(内服)

若芽から抽出したエキスは、経口ハーブ薬として利用されます。また、利尿作用があり、尿路感染症、むくみ、膀胱炎、腎結石の治療に用いられます。さらに、骨を強化する効果があるため、骨粗鬆症の予防・治療にも活用されています。

外用利用

ホーステールを粉砕して外用すれば、野外での出血止めとして利用できます。自然のハーブバンドエイドと言えるでしょう。ホーステールを原料とした軟膏は、やけど、骨折、捻挫、皮膚潰瘍、リウマチ症状の緩和に効果があります。

注意事項

ホーステールは大量または長期間の経口摂取は避けるべきです。内部使用は体内のビタミンB1を枯渇させ、注意力低下、呼吸困難、心臓障害を引き起こす恐れがあります。内部で使用する場合はビタミンB複合サプリメントと併用してください。アルコールと同時に摂取するとビタミンBの消耗が加速します。また、心臓や腎臓に疾患がある方は使用しないでください。

その他の活用法

ホーステールは種によって黄緑色から濃緑色までさまざまな色合いがあり、羊毛の染色にも利用されます。シリカ含有量が高く、若い植物ほど土壌からシリカを吸収し、成長とともにその量が増えます。そのため、キャンプなどで研磨剤として活用できます。葉が落ちた段階のホーステールをひと握り集め、直射日光で約1時間乾燥させます。茎を束ねてたわしにすれば、キャンプ時の食器洗いに便利です。また、シリカが豊富なため、木材のサンディングにも適しています。

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