ヤナギの木の治療と利用法
ヤナギはアメリカ原産の樹木で、全米に広く分布しています。世界で約200種あるヤナギのうち、北米に約70種が自生しています。主に河川や湖岸の土壌を保護する役割を果たし、複雑な根系で浸食を防ぎます。
薬効
ヤナギの樹皮にはサリシンが含まれており、これはアスピリンの原料となる成分です。先住民族は樹皮の内側を噛んで熱や疼痛を和らげていました。また、抗炎症作用により月経痛や関節炎の緩和にも利用されます。
イボに対しては、内皮の小片をイボに貼り、テープで固定し、1日ごとに交換すると約1週間で消失します。市販のヤナギ配合クリームでも効果が期待できます。
副作用と注意事項
白ヤナギはハーブ系アスピリンとして用いられ、通常のアスピリンに比べ胃への負担は少ないとされていますが、過剰摂取すると耳鳴り、めまい、吐き気、胃部不快感などが生じることがあります。
以下の場合は使用を避けてください。
- アスピリンにアレルギーがある、または潰瘍がある方
- 水痘やインフルエンザに罹患中の子ども
- 妊娠中・授乳中の方(医師に相談の上使用)
- 血液凝固抑制薬を服用中の方
1日の摂取量は120 mgを超えないようにし、血糖値の低下を招く可能性があるため糖尿病患者は注意が必要です。
使用上の留意点
ヤナギ樹皮抽出物はアスピリンに比べ作用開始が遅いものの、持続時間が長く、長時間の鎮痛が期待できます。
購入時はGMP(Good Manufacturing Practice)認証を受けた製造施設で作られた製品を選びましょう。米国食品医薬品局(FDA)が定める基準に適合し、1錠あたりサリシン40 mgを含有した標準化された錠剤が望ましいです。
