酸逆流(胃食道逆流症)の総合的な治療法
胃と食道の間の括約筋がうまく機能しないと、胃酸が食道へ逆流し、胸焼けや灼熱感を引き起こします。成人の約30%が月に一度は酸逆流を経験するとされています。市販の薬に加えて、ハーブを使った自然療法でも症状を和らげることができます。
シベリアンアンジェリカ(Angelica archangelica)
アンジェリカは消化管を落ち着かせ、ガスの発生を抑えるカーミナティブ(鎮痙作用)を持ちます。ハーバリストのJames A. Duke博士は、アンジェリカの茎ジュースを人参、セロリ、フェンネル、にんにく、パセリ、パースニップと混ぜた「エンジェレード」を飲むと、酸逆流の症状が緩和されると推奨しています。
カモミール(Matricaria recutita)
カモミールは免疫力向上、抗炎症、抗菌作用があり、酸逆流の緩和に役立ちます。香り高くリラックスできるお茶として広く販売されていますが、キク科に属するため、花粉症の方は注意が必要です。
甘草(Glycyrrhiza glabra)
甘草は胃酸の分泌を抑える抗痙攣作用があるとされています。甘草茶を1日3杯まで、または本物の甘草が使用されたキャンディやのど飴を適量摂取してください。ただし、長期間の過剰摂取は頭痛、倦怠感、むくみ、高血圧を引き起こすことがあります。
ペパーミント(Mentha piperita)
ペパーミントは古くから消化不良の改善に利用されてきました。スペアミント、レモンバーム、セージ、バジルなども同様の効果があり、組み合わせても安全です。葉の先端を使ってお茶にしたり、食後にペパーミントキャンディやガムを噛むと、ガスの排出と消化が促進されます。
生活習慣のポイント
- 少量ずつ頻回に食べることで胃への負担を軽減します。
- 揚げ物、脂っこい食事、辛い料理は避けましょう。
- アルコールとカフェインの摂取は控えめに。
- 就寝前4〜6時間は食事をしないようにし、胃を空にしておきます。
注意事項
胸焼けや酸逆流の症状が続く場合は、必ず医療機関で診察を受けてください。
