亜麻仁油の概要と効果
歴史
亜麻はアフリカ、アジア、ヨーロッパ地中海沿岸が原産で、古代から食用に利用されてきました。カール大帝の時代に栽培が奨励され、健康効果が評価されました。アメリカの開拓者が北米に持ち込み、17世紀にはカナダで大規模栽培が始まりました。現在、カナダは世界最大の亜麻と亜麻仁油の生産国です。
特長
最新の研究によると、亜麻仁油はカノラ油に次いで飽和脂肪酸が最も少ない植物油です。また、オメガ‑6脂肪酸はココナッツ油、オリーブ油、パーム油に次いで少なく、オメガ‑3はオリーブ油とカノラ油に次いで豊富です。オメガ‑3は全脂肪の約50%を占め、魚油の約2倍の含有量です。
健康効果
亜麻仁油はマンガン、マグネシウム、葉酸、リン、銅などの必須ミネラルに加え、ビタミンEとB6を含みます。自然療法や代替医療の専門家は、オメガ‑3、リグナン、ミネラルが喘息、高血圧、COPD、緑内障、クローン病、全身性エリテマトーデス、月経異常などに有益としています。α‑リノレン酸は乳がん・前立腺がん、心臓病、骨粗鬆症、動脈硬化のリスク低減にも関与すると考えられています。
副作用と用量
臨床試験に基づき、安全な摂取量は1日大さじ1杯(約15ml)までとされています。過剰に摂取すると血液凝固が阻害されることがあります。妊娠中・授乳中の方は摂取を避けてください。
保存と使用上の注意
亜麻仁油は酸化しやすく、光や熱に弱いので、遮光・冷蔵された容器で購入し、冷蔵庫で保存してください。開封後は2~3週間以内に使い切るのが望ましいです。加熱すると有効成分が失われるため、サラダのドレッシングやマリネ、スムージーに冷たいまま加えるのが最適です。
