ホッファー療法(高用量ナイアシン療法)

ホッファー療法は、精神障害、とくに統合失調症の治療として高用量のナイアシン(ビタミンB3)を投与する方法です。20世紀中頃にアブラーム・ホッファー博士が提唱しましたが、現在はその有効性について大きな議論があります。

適応症

ホッファーは、以下の「3つのD(Dementia、Dermatitis、Diarrhea)」を示す患者にのみこのプロトコルを適用しました。これらの症状はビタミンB3欠乏を示すと考えられました。

断食

統合失調症などの思考障害を持つ患者には、4日間の断食が指示されました。断食により思考症状が改善すれば、食物アレルギーが原因の可能性があるとホッファーは判断しました。

ナイアシン投与

症状が改善したと判断された患者には、極めて高用量のナイアシンが投与されました。非営利団体Safe Harborによれば、ナイアシンは脳内の必須脂肪酸の代謝に関与しており、統合失調症患者でこの代謝が乱れることが知られています。

論争

一部の精神科医は、ナイアシンの治癒効果について過度に楽観的であるとしてホッファーの主張を批判しています。また、米国国立医学図書館が報告するところによると、リンブルグ大学の研究ではナイアシンが思考障害に有効であるという十分なエビデンスは得られませんでした。

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