ホリスティック看護の全体像と最新動向
定義
ホリスティック看護は、補完代替医療(CAM)と呼ばれる信念や手法を取り入れた看護実践です。ホリスティック看護師はホリスティック看護師認定協会(Holistic Nurses Certification Corporation)によって認定され、さらに多数が他のCAM療法でも資格を取得しています。
受容状況
2006年12月に米国看護協会(ANA)がホリスティック看護を専門領域として認定し、認知度が急速に高まっています。2006年7月に実施されたHealth Forumの調査では、対象病院の27%が患者に対しCAMサービスを提供しており、その多くはホリスティック看護師が担当しています。ホリスティック看護師協会は、保険会社に対しホリスティック看護の保険適用拡大を働きかけ、さらなる受容を目指しています。
研究
米国ホリスティック看護師協会(American Holistic Nurses Association)のウェブサイトに掲載されている研究者たちは、エビデンスに基づく成果を次々に発表しています。これらの研究は、ホリスティック看護が患者の治癒を促進し、医療費削減にも寄与することを示しています。
アプローチ
ホリスティック看護は、単に疾患を対象とするのではなく、身体・心・精神の全体を重視します。近年のCAM研究により、心身・スピリットの相互関係やエネルギーヒーリングの効果が明らかになるにつれ、看護師はレイキ、気功、鍼灸などの資格取得を進めています。結果として、ホリスティック看護師は「ヒーラー」としての役割を拡大しています。
実務者の分布(2007年)
米国ホリスティック看護師協会の会員データによると、ホリスティック看護師の就業先は以下の通りです。
- 病院勤務:39%
- 個人開業:23%
- 大学・研究機関(教育・研究):15%
- ホスピス・長期ケア:11%
- 学生:9%
