EPAの有害汚染物質リスト

米国環境保護庁(EPA)は、危険な汚染物質の管理・規制を担う連邦機関です。EPAは、ガソリン中のベンゼンなど、187種の有害大気汚染物質の規制を義務付けられています。1990年に改正されたクリーンエア法には、がんや先天性異常、野生生物への被害を引き起こす可能性のある有害大気汚染物質のリストが掲載されています。

メチル系化合物

  • メチル臭素はがんや遺伝子損傷を引き起こし、発育中の子どもに悪影響を与えることが知られています。かつて農薬として使用されましたが、EPAは2005年に米国での使用を段階的に廃止しました。メチルヒドラジンは発がん性が認められており、メチルヨウ素もカリフォルニア州など一部の州で殺虫剤として使用されています。

鉛化合物

  • 鉛は酢酸鉛、塩化鉛、クロム酸鉛、硝酸鉛などの形で存在し、電池、金属製品、陶磁器の釉薬、塗料の製造に使用されます。これらの鉛化合物は発がん性があり、肝臓や腎臓などの臓器に障害をもたらすことがあります。

ビニル系化合物

  • ビニル酢酸などのビニル系化合物はPVCやポリマー産業で使用されます。短期間の吸入により、作業者の目や上部呼吸器官に刺激を与えることが報告されています。ヒトでの発がん性は確認されていませんが、ラットでは吸入により鼻腔腫瘍の発生率が上昇しています。飲料水試験でもラットの腫瘍増加が報告されています。

ホルムアルデヒド

  • EPAはホルムアルデヒドをヒトに対する可能性のある発がん性物質と位置付けています。樹脂製造や他の化学物質の中間体として使用され、吸入により呼吸器症状や目・鼻・喉の刺激を引き起こします。主な排出源は発電所、製造施設、焼却炉、自動車排ガスです。

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