脳腫瘍の症状と行動の変化
脳腫瘍は、脳自体で発生する原発性腫瘍と、他の部位から転移してきた二次性腫瘍の二つに分けられます。診断はまず神経学的検査で運動機能や反応速度を評価し、続いてCTやMRIといった画像診断で腫瘍の有無を確認します。確定診断には、疑わしい部位からの生検でがん細胞の有無を調べます。
頭痛
脳腫瘍の初期症状として最も多いのが頭痛です。これまで慢性的な頭痛がなかった人でも、突然新しい頭痛パターンが現れます。頻度は徐々に増え、痛みは強くなります。
混乱・記憶障害
初期段階では、道順や身近な場所の名前を忘れやすくなります。症状が進行すると、日常的な作業や人の名前さえも思い出せなくなり、常に霧に包まれたような感覚に陥ります。
視覚障害
視界がぼやけたり、二重に見えることがあります。また、周辺視野が狭くなり、トンネルビジョン(前方だけが見える状態)になることもあります。
情緒の変動
最初は行動に変化が見られませんが、腫瘍が進行すると不安感やイライラが増し、怒りやすくなります。笑いから涙へと、数分以内に感情が激しく揺れ動くことがあります。
運動機能の低下
バランス感覚が鈍くなり、転倒しやすくなります。一方の手足に徐々に感覚や動きが減少し、筋肉の痙攣や新たに発作(けいれん)が起こることもあります。
