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化学療法の永続的な副作用

化学療法はがん細胞を死滅させるために薬剤を投与する治療ですが、多くの副作用が伴います。吐き気や倦怠感、脱毛といった副作用は治療終了後に改善しますが、永続的に残る可能性のある副作用もあります。治療を受ける前に、医師と十分に相談しましょう。

骨密度の低下

閉経前の女性は、化学療法により卵巣からのホルモン分泌が低下し、骨密度が減少することがあります。これは閉経時と同様の骨粗鬆症リスクを高めます。治療後にホルモンレベルは回復することがありますが、骨密度が元に戻らないこともあります。

心臓へのダメージ

一部の化学療法薬は心筋を傷つけ、心臓のポンプ機能が低下します。その結果、体液がたまりやすくなり、最終的にうっ血性心不全に至ることがあります。手足のむくみ、息切れ、乾いた咳、 不整脈などの症状に注意してください。

不妊

生殖細胞は急速に分裂するため、化学療法の影響を受けやすいです。男性では精巣や精子が永久的に損傷することがあり、将来子どもを望む場合は精子の凍結保存が推奨されます。女性では卵巣が損傷し、ホルモン分泌や妊娠能力が低下します。特に30歳以上の女性は、治療後に卵巣機能が回復せず、早期閉経を迎えることがあります。

肺へのダメージ

ブルオミシンなど特定の薬剤は肺組織に損傷を与えることがあります。喫煙者や70歳以上の方は永続的な肺障害のリスクが高くなります。息切れ、乾いた咳、発熱などの症状が現れたら速やかに医師に相談し、肺の線維化が進む前に治療を中止することが重要です。

聴覚障害

シスプラチンなどの薬剤は耳鳴り(ティンナイタス)を引き起こすことがあります。鳴り音は「リング」だけでなく、シュー、ホイッスル、ロアなど多様です。特効薬はなく、長期間放置すると聴力低下につながります。

これらの永続的な副作用は個人差がありますが、治療前にリスクを把握し、適切な対策を講じることが大切です。

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