末期結腸癌の概要と治療法
結腸の役割
結腸は消化管の一部で、食べ物の残渣から水分や栄養を吸収し、固形の便を形成します。食物は食道→胃→小腸→大腸へと移動し、結腸は大腸の約6フィート(約180cm)を占め、上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸の4つに分かれます。
症状
結腸がんは腸壁にできたポリープ(特に腺腫性ポリープ)から発生します。遺伝的要因や慢性的な過敏性腸症候群のある人は早期検査が推奨されます。
初期症状には排便困難、直腸出血、便中の血液、持続的な腹痛、倦怠感、便の形状変化などがあります。
がんが進行すると、原因不明の吐き気・嘔吐、体重減少、腫瘍が腸管を閉塞することで症状が悪化します。
ステージ4(デューク分類D)診断
がんがリンパ節や遠隔臓器(肝臓・肺など)へ転移した状態がステージ4です。CT検査や組織検査により診断されます。
末期症状
ステージ4の生存率は5年で3%未満です。主な症状は極度の倦怠感、全身痛、食事摂取困難、歩行障害、著しい体重減少です。肝転移がある場合は黄疸(特に眼球周囲)が見られ、肺転移は呼吸困難や胸部腫脹を引き起こします。
治療法
外科的切除は腫瘍部分を取り除き、残存結腸を再結合することで生存期間を延長できます。
凍結療法(クライオセラピー)や肝動脈化学療法など、局所的に腫瘍を破壊する方法もあります。
手術後の化学療法は残存がん細胞の除去を目的とし、肝臓へ直接投与する肝動脈注入が行われることがあります。
