前立腺肥大・低エコー結節・前立腺結石についての基礎知識
前立腺肥大とは
経直腸超音波(TRUS)でよく見られる所見のひとつに、前立腺が肥大し、低エコー結節や結石(結晶)が認められることがあります。前立腺は膀胱と陰茎をつなぐ尿道を取り囲む腺で、男性の加齢に伴い肥大しやすく、排尿困難の原因となります。
低エコー結節とは
低エコー結節は超音波画像上で周囲の組織より暗く映る領域です。これは必ずしも癌を示すわけではなく、前立腺炎や良性前立腺肥大(BPH)でも見られることがあります。ただし、癌の可能性も排除できないため、医師は必要に応じて生検などの追加検査を検討します。
前立腺結石(結晶)とは
結石は前立腺内にできる小さく硬い沈着物で、主にカルシウムやリン酸塩から構成されます。結石が存在すると、下腹部の痛みや不快感、さらには尿の流れが阻害されることがあります。
診断と治療の流れ
前立腺が肥大し、低エコー結節や結石が確認された場合、医師は以下のようなステップで診断を進めます。
- 血液検査(PSA)や尿検査で基礎情報を収集
- 必要に応じて前立腺生検を実施し、結節の性質を判定
- 結石が症状を引き起こす場合は、薬物療法や外科的除去を検討
最終的な治療方針は、結節や結石の原因、症状の程度、患者さんの全身状態に応じて決定されます。
