関節可動域エクササイズ:アクティブとパッシブの実践法

パッシブ(受動的)エクササイズ

頭部・首

  • 顎を胸に近づける:患者を仰向けに寝かせ、介助者が頭を支えてゆっくりと顎を胸に向けて下げます。

  • 首の回旋:患者を仰向けに寝かせ、介助者が顔の両側に手を置き、頭を左右にゆっくりと回します。肩の上まで回さず、無理に力を入れないようにします。

肩・肘

  • 肩の上下運動:介助者が患者の手のひらを体側に向けた状態で、前方に腕を上げ、耳の高さまで持ち上げます。

  • 肩の左右運動:腕を体側からできるだけ高く持ち上げ、頭上まで上げた後、ゆっくりと下げます。そのまま肘を曲げずに、反対側でも同様に前方へ持ち上げます。

  • 肘の屈伸:患者の腕を体側に下げ、手のひらを上に向けます。介助者がゆっくりと肘を曲げ、手のひらを肩に近づけた後、元の位置に戻します。

股関節・膝

  • 股関節・膝の屈曲:患者を仰向けに寝かせ、介助者が膝下に手、足首に手を置き、膝をゆっくりと曲げて胸に近づけます。その後、元の位置に戻します。

  • 脚の回旋:患者を仰向けに寝かせ、つま先を天井に向けた状態で、足を回転させます。まず親指側、次に小指側をベッドに近づけるように回します。膝は軽く曲げても構いませんが、できるだけまっすぐに保ちます。

アクティブ(自発的)エクササイズ

  • 上記のすべての動作は、介助者が手を加えずに患者自身が行うことでアクティブエクササイズとなります。リハビリ初期はパッシブから始め、筋緊張が回復し自分で関節を動かせるようになると、段階的にアクティブへ移行します。

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