膝関節の骨同士接触による予後と治療法
原因
膝関節で骨同士が直接接触するのは、関節をクッションし潤滑する軟骨が減少(変形性関節症)したためです。主に50歳以上で見られますが、若年のスポーツ選手でも発症します。放置すると疼痛が慢性化し、日常生活に支障をきたすことがあります。
保存的治療
症状が軽度のうちに、医師は非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を処方し、炎症と疼痛を抑えます。また、理学療法で周囲の筋肉を強化し、膝の安定性を高めます。自宅でのリハビリ運動を継続することで効果を維持できますが、生活習慣の見直しが必要です。
注射療法
ステロイドやヒアルロン酸を関節内に注射することで、炎症を抑え潤滑を補い、疼痛を軽減します。通常は4か月ごとに実施しますが、すべての患者に効果があるわけではありません。
装具の使用
膝サポーターは体重を分散させ、歩行時の圧力を軽減します。機能的な装具は膝の安定性を補助し、理学療法と併用することで効果が高まります(米国家庭医師会推奨)。
手術
主に60歳以上の患者に対し、保存的治療が十分な効果を示さない場合に膝関節置換術が検討されます。成功率は約90%で、最終手段として位置付けられます。
