多レベル椎間板手術

脊椎は6つの可動レベル(特定の椎骨間の領域)から構成され、これらが自由に曲がることで身体の柔軟性を保ちます。これらの領域が弱くなるか損傷すると、複数レベルの椎間板手術(多レベル椎間板手術)で2つ以上のレベルを融合させ、安定性を回復させます。

適応理由

  • 変形・不安定・損傷した脊椎を修復し、可動レベル間に新たな構造的強度を付加します。骨移植材を椎体間に挿入し、骨が融合して一つの骨塊になることで、脊椎全体の安定性が向上します。

手術方法

  • 術者は、2つの可動セグメント間の椎体を内部から融合させる「椎体間固定(インターボディーフュージョン)」や、背部から椎間板を結合する「椎弓根固定(ファセットフュージョン)」を行います。場合によっては、強固な融合を目指し、両手術を同時に実施することもあります。

留意点

  • 脊椎の融合は対象部位に安定性と強度を付与しますが、腰痛の根本的な改善には限定的です。そのため、疼痛緩和の最終手段として用いられることが多いです。2つ以上の可動レベルを融合すると、痛みや硬直が増し、他部位への負担が高まるリスクがあります。

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