椎弓根スクリューの種類と特徴
椎弓根スクリューは脊椎固定手術で使用される重要な器具で、スクリューがロッドを固定し、脊柱を安定させて骨癒合を促します。また、スクリューとロッドの組み合わせは、手術部位の揺れや不必要な動きを防止します。
単軸スクリュー(Monoaxial Pedicle Screウ)
単軸スクリューは、上部のアームと下部のねじ込み部が一本の直線的な構造で結合されたものです。1960年代に実験が始まり、1970年代後半に重い金属板と組み合わせて初めて臨床で使用されましたが、板が脊柱に過度の負荷をかけ、スクリューの破損や合併症が頻発しました。
可変軸スクリュー(Polyaxial Pedicle Screウ)
可変軸スクリューは、ねじ込み部とは独立して自由に動くアームを持ち、ロッドが体の動きに合わせて柔軟に調整できます。そのため脊柱へのストレスが低減され、現在の脊椎固定手術の標準となっています。多くはチタン製で、強度・耐食性に優れ、MRIとの相性も良好です。
円錐形スクリュー(Conical Pedicle Screウ)
従来の円柱形スクリューに対し、先端が細くなる円錐形スクリューは、2008年に国立台湾科学技術大学が実施した比較試験で、10種類の形状を比較した結果、最も強度と信頼性が高いことが示されました。
アームの長さ
スクリューはアームの長さでも区別され、短腕と長腕があります。短腕は狭い範囲の固定に、長腕は広い範囲を橋渡しする際に使用され、ロッドもそれに合わせて長さを調整します。
