坐骨神経痛の脚の痛みは何が原因?「ピンと針」感覚の正体

坐骨神経は体内で最も長く太い神経で、腰部から足先まで走ります。坐骨神経痛(Sciatica)は、腰や臀部、脚に鋭い刺すような痛みや「ピンと針」の感覚が走る症状です。主な原因は以下の4つです。

椎間板ヘルニア

カリフォルニア大学サンディエゴ校整形外科部長のスティーブン・R・ガーフィン博士によると、坐骨神経痛の最も一般的な原因は椎間板ヘルニアです。特に体重が集中する腰椎部で、椎間板が膨らんだり破裂したりすると、坐骨神経を圧迫し、脚に痛みやしびれが走ります。多くは自然に回復しますが、症状が重い場合は手術が必要になることもあります。

腰部脊柱管狭窄症

脊柱管が狭くなると、坐骨神経が圧迫されて痛みが脚に放散します。主に変性椎間板疾患や関節炎が原因です。治療は抗炎症薬、硬膜外ステロイド注射、理学療法などが中心で、重症例では狭窄部の椎骨や椎間板を除去して神経の圧迫を解除します。

変性椎間板疾患

加齢に伴う自然な変化が主因ですが、変形性関節症、喫煙、外傷なども椎間板の化学・構造変化を促進します。椎間板が薄くなると坐骨神経を刺激したり、椎骨がずれて神経を挟むことがあります。この状態はヘルニアや脊柱管狭窄へと進行し、坐骨神経痛を引き起こします。

梨状筋症候群(ピリフォルミス症候群)

梨状筋は腰部から大腿骨にかけて走る筋肉で、緊張や痙攣が起きると坐骨神経を圧迫します。症状は大腿部の後面に放散する痛みで、膝下までは広がらない点が他の坐骨神経痛と異なります。長時間座り続ける人や、交通事故・転倒で腰を負傷した人に多く見られます(メイヨークリニック)。

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