すべり症による重度のしびれと痛み

すべり症(spondylolisthesis)は、椎骨の一つが下の椎骨に対して前方にずれる状態です。症状の重症度はずれた椎骨の程度に依存します。多くの場合は保存的治療で改善しますが、激しい痛みやしびれがある場合は、より高度な治療が必要です。

原因

すべり症では、ずれた椎骨が周囲の神経に過度の圧迫をかけます。その結果、背中や脚に激しい痛みや脚のしびれが生じます。症状が重いほど、椎骨のずれが大きいことを示します。

薬物療法

抗炎症薬やエピデュラルステロイド注射などが、痛みやしびれの緩和に有効です。医師は、神経や筋肉の炎症を抑える薬や、脚のしびれを軽減するステロイド注射を処方することがあります(例:Medicinenet.comのJason Eck医師の記述)。

装具療法

特に裂隙性すべり症(椎骨間関節をつなぐ小さな骨折により椎骨が前方にずれる形態)では、過伸展ブレースが有効です。この装具は背骨を伸ばし、椎骨を正しい位置に戻す助けとなります。

手術療法

保存的治療で痛みやしびれが改善しない場合は、手術が検討されます。神経根の圧迫を解放することでしびれが軽減され、椎骨同士を固定(椎体固定)することでさらなるすべりを防止します。

手術成功率

国立医学図書館のデータによると、重度のすべり症に対する外科的治療は、患者の85〜90%で良好な結果が得られています。

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