インストルメントなし腰椎固定術とは?
腰椎固定術は、下部脊椎の2つ以上の椎体を永久に結合する手術です。インストルメントなしの腰椎固定術では、外科医はスクリューやケージなどの金属インプラントを使用せず、骨移植だけで椎体をつなぎます。
基本手順
- まず、骨バンクや患者自身の骨盤・他部位から小さな骨片を採取します。
- 採取した骨片を椎体間に移植し、自然に骨が癒合して固定されるようにします。
手術時間と回復期間
- 手術時間は手術の種類や範囲により2〜12時間です。
- 術後約6週間でX線に治癒の兆候が確認できます。
効果とリスク
- インストルメントなしの固定術は、手術後の背骨の柔軟性が低下し、理学療法が必要となります。
- 手術に伴う不快感や痛みは「相当」なものと報告されています(メイヨークリニック)。
メリット
- インプラントを使用しないため、手術費用と術中の合併症リスクが低減します。
- 2004年のNEJM研究(R.A. Deyo ら)では、非インストルメント固定術は合併症が少ないとされています。
留意点
- 腰椎固定術は過剰に適用されることがあり、変性椎間板症など特定の疾患に対しては効果が限定的と指摘されています(Deyo ら)。
