仙尾関節痛(尾骨関節痛)の原因と対処法

仙尾関節は、脊椎の仙骨と尾骨(尾骨)をつなぐ関節です。この関節が硬直したり、関節炎、転倒や鈍的外傷、加齢による骨の癒合などが起こると、仙尾関節痛が生じます。下部背部から脚にかけて痛みが走る場合、仙尾関節痛が疑われます。

診断

仙尾関節痛は診断が難しく、ヘルニアや坐骨神経痛と似た症状を呈します。座位や尾骨に圧がかかると痛みが増し、痛みが臀部や脚へ放散します。正確な診断にはMRIなどの画像検査が必要です。

自宅でできる対処法

まずは安静にし、患部への負担を減らすことが重要です。冷却とイブプロフェンやナプロキセンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)で炎症と痛みを抑えることができます。

医療的介入

医師は以下のような治療を提案することがあります。

  • 直腸から尾骨を操作し、関節内で正しい位置に戻す手技療法。
  • 隣接筋肉へのステロイド注射。
  • プロロセラピー(炎症を刺激して自然治癒を促す注射)。16年の経験を持つリハビリ専門医ロス・A・ハウザー氏は「局所炎症が創傷治癒カスケードを引き起こし、新たなコラーゲン沈着を促し、靭帯を締め付けて関節痛を改善する」と述べています。

リハビリ・エクササイズ

医療処置の前後に、以下のエクササイズが有効です。

  • 骨盤底筋や臀部筋を刺激する基本的な骨盤運動(背中を床につけ、膝を胸に引き寄せるなど)。
  • 靭帯への血流を促すストレッチ。
  • 軽いレジスタンス運動で周囲の筋肉を強化し、関節をサポート。

回復までの期間

回復期間は個人差があります。靭帯の完全回復には数週間から数か月を要することがあります。場合によっては外科的処置が必要になることもあります。積極的に治療とリハビリに取り組むことで、回復が早まる傾向があります。

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