腰椎脊椎症(腰椎椎間板変性症)の概要と対策
概要
加齢に伴い、腰椎を含む全ての脊椎間板は徐々に狭くなり、間板を包む靭帯は肥厚し、場合によっては石灰化します。その結果、正常な組織の弾力性が失われ、椎体への負荷が増大し、身長が低下することもあります。脊椎症は椎間板の膨らみやヘルニア、骨棘(オステオフィート)を引き起こし、強い痛みを伴うことがあります。
重要性
骨棘は椎体にできる骨の増殖で、一般的に「骨棘」と呼ばれますが、実際には鋭い形状ではなく滑らかです。60歳以上の人に多く見られ、関節炎などで関節が損傷すると、体は表面積を増やすために骨棘を形成します。神経を刺激すると痛みを生じ、特に頸椎脊椎症で顕著です。
考慮すべき点
米国ピッツバーグ医療センター(2003年)の調査によると、55歳以上の米国人口の80%以上が何らかの腰椎脊椎症をX線やMRIで認められています。多くは症状がなく、他の検査で偶然見つかります。研究では加齢以外に運動量、体型、アルコール、喫煙などの明確な因子は示されていません。
症状と影響
症状が出る場合は、朝のこわばりや痛み、前屈や持ち上げ時の痛み、長時間座位によるこわばりが典型的です。慢性的な痛みや急性の椎間板ヘルニアが起こると、治療を求めることがあります。
予防と治療法
医師はまず保存的治療を推奨します。過体重の場合は減量、疼痛にはイブプロフェンなどの鎮痛剤、必要に応じて処方薬を使用します。数週間にわたる理学療法と自宅でのストレッチが中心です。炎症が強い場合は、ステロイド注射(メチルプレドニゾロン)を行うことがあります。疼痛が持続的に生活を妨げる場合や脊髄圧迫がある場合に限り手術を検討し、近年は低侵襲のレーザー内視鏡手術が主流となり、開放手術や人工椎間板置換は避けられつつあります。
