椎間板ヘルニアの治療法と回復のポイント

椎間板ヘルニア(椎間板の脱出)が神経根を圧迫すると、背中や脚、足に激しい痛みが走ります。重症例では夜間の不眠、長時間の座位が困難、歩行が苦しくなることもあります。幸いにも、痛みを軽減し背骨の機能を回復させるための治療法は多数存在します。

運動

椎間板は大抵、1〜2か月で自然に元の位置に戻りますが、症状を悪化させないことが前提です。軽めの運動は回復を促進し、神経への圧迫を和らげます。背中に負担がほとんどかからない水泳が最も推奨されますが、ウォーキングでも効果があります。コンタクトスポーツ、重いウェイトトレーニング、ランニングなどは症状を悪化させる可能性があるため避けましょう。

運動は痛みの緩和にもつながります。日中に短い休憩を取り、軽いストレッチや歩行を取り入れると良いでしょう。

鎮痛薬

医師は、背中が回復するまでの生活を支えるために鎮痛薬の使用を勧めます。痛みが極端に強くない限り、まずは軽度の鎮痛剤が処方されます。効果が不十分な場合や激しい痛みが続く場合は、コデインなどの強い鎮痛薬が提案されることがあります。強い鎮痛薬に不安がある場合は、遠慮せずに医師に相談し、代替案を検討してもらいましょう。

鎮痛薬は症状が出た時だけでなく、医師の指示に従って定期的に服用することで効果が高まります。副作用が出た場合は服用回数を減らすのではなく、必ず医師に報告し、別の薬に変更してもらいましょう。

手術

椎間板ヘルニアは多くの場合自然に治癒するため、医師はできるだけ手術を避けようとします。しかし、他の治療法をすべて試しても改善が見られず、症状が持続する場合は手術が選択肢となります。手術では、神経を圧迫している椎間板の一部を除去します。手術は必ずしも成功するとは限りませんが、概ね効果が期待できます。

手術後すぐに仕事に復帰することはできません。最低でも2週間、場合によっては2か月程度の安静が必要です。ただし、寝たきりになる期間は最初の2〜3日間に限られます。

背中の痛み - 関連記事