坐骨神経損傷による背中の痛みの治療法

自宅での対処

  • 背中の痛みが我慢できる程度であれば、まずは自宅での対処がコストを抑える方法です。初めの48〜72時間は患部を交互に冷やし、その後は温めます。イブプロフェン(例:アドビル)やアセトアミノフェン(例:タイレノール)などの市販鎮痛剤を服用できます。睡眠時は胎児のように膝を抱える姿勢が最も楽です。横向きが辛い場合は背中に寝て、膝の下に枕を置きます。

処方薬

  • 手術に至る前に、医師は痛みを抑えるための強力な鎮痛剤を処方します。坐骨神経周辺の刺すような痛みを和らげる代表的な薬には、フェニトイン、カルバマゼピン、あるいは三環系抗うつ薬(例:アミトリプチリン)などがあります。

注射療法

  • 症状が重い場合、硬膜外ステロイド注射が選択されることがあります。薬剤を直接痛みの部位に注入することで炎症を抑え、効果は数週間から1年程度持続し、リハビリや運動がしやすくなります。

    また、針治療(鍼灸)も坐骨神経痛に有効とされています。細い針を痛みのある部位や周辺に刺し、最大30分間留置します。米国食品医薬品局(FDA)も背中の痛みの治療法として認可しています。

理学療法

  • 坐骨神経損傷による背中の痛みでは、定期的な運動と筋力強化が回復の鍵です。低衝撃の運動(ウォーキング、スイミング、軽い有酸素運動など)を中心とした理学療法プログラムが推奨されます。これにより、症状の再発時にも迅速に回復しやすくなります。

手術

  • 最終的な手段として手術が検討されます。主に2種類の手術が行われます。ヘルニアが原因の場合は「ミクロ椎間板摘出術(マイクロディスケクトミー)」で椎間板を除去し、神経の圧迫を解除します。活動が極端に制限され、他の治療が無効な場合は「腰椎椎弓根除去術(ラミネクトミー)」が行われ、椎体の骨弓を広く除去して神経の通路を確保します。

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