馬尾症候群(Cauda Equina Syndrome)とは

解剖学

脊髄は体から脳へ神経インパルスを伝える管で、脊柱を通ります。腰部で脊髄は終わり、神経根が束になって馬尾(ラテン語で「馬の尾」)を形成します。

馬尾症候群の定義

馬尾症候群は、この馬尾の神経根が圧迫されることで起こります。主な原因はヘルニアや椎間板ヘルニアですが、椎体骨折、血腫、腫瘍、炎症性疾患、感染、脊柱管狭窄症などでも生じます。

主な症状

最初の症状は腰部の痛みで、臀部や太ももの裏側へ放散します。次第に鼠径部のしびれ、下肢の筋力低下、排尿・排便障害(失禁、便秘、尿閉など)が現れます。

診断方法

レントゲンやMRIで馬尾が圧迫されている部位を確認し、診断します。

治療法

圧迫を解除する手術が基本です。ヘルニアが原因の場合は椎間板を除去し、感染や腫瘍が原因の場合はそれに応じた追加治療が必要です。

手術の緊急性

永久的な神経障害を防ぐため、症状発症から48時間以内に手術を行うことが推奨されます。

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