黒椎間板症(変性椎間板症)とは

定義

黒椎間板症(変性椎間板症)は、背骨の椎間板が水分を失う現象を指します。加齢に伴う自然な変化であり、必ずしも疾患と呼べるほどの症状があるわけではありません。

正常な椎間板

若い時の椎間板は約3分の2が水分で構成され、衝撃吸収と脊椎の安定に寄与します。十分に水分がある状態では白く見えます。

原因

年齢とともに椎間板の水分は徐々に減少します。外傷や喫煙(ニコチンが血行を阻害)によって進行が早まることがありますが、主に自然な老化現象です。水分が減少すると椎間板は白色から暗くなり、俗称として「黒椎間板症」と呼ばれます。

治療法

椎間板の水分を元に戻すことは現在の医学では不可能です。そのため、痛みがある場合は痛みを悪化させる動作や姿勢を避け、日常生活で快適に過ごせるよう調整します。適切な運動や姿勢指導、疼痛管理が中心です。

留意点

黒椎間板症が背部痛の唯一の原因とは限りません。脱水は加齢の一側面であり、他の疾患や筋肉・関節の問題が痛みの要因になることもあります。診断時は総合的に評価することが重要です。

背中の痛み - 関連記事