膨らみディスク(椎間板ヘルニア)の症状と手術の概要
膨らみディスクとは
椎間板は背骨(椎体)の間にあり、ゼリー状の核と繊維輪で構成されています。これが衝撃を吸収し、背骨を安定させる役割を持ちます。椎間板が変形したり破裂したりして、外側に膨らむ状態を「膨らみディスク(椎間板ヘルニア)」と呼びます。
多くの場合、休養と適切な理学療法により自然に回復します。
主な症状
膨らみディスクは神経を圧迫することで、以下のような症状を引き起こします。
- 背中や腰の痛みが臀部や脚に放散する
- 首の痛みが肩や腕に広がる
- しびれ、感覚異常、筋肉の痙攣、筋力低下
手術が必要になるタイミング
通常は休養、鎮痛剤、抗炎症薬、理学療法で改善が期待できますが、次の場合は外科的治療が検討されます。
- 4週間以上の保存的治療で痛みが改善しない
- 脚や腕の筋力低下、可動域制限、感覚異常が続く
- 日常生活や仕事に支障をきたすほどの重度症状
代表的な手術法
- 椎間板摘出術(ディセクトミー):神経や脊髄を圧迫している椎間板組織を除去します。
- 椎弓切除術(ラミノトミー):脊髄を覆う薄い弓状部分(椎弓)を除去し、圧迫を軽減します。
- 経皮的椎間板摘出術:小さな切開と特殊器具で破裂した椎間板組織を除去し、膨らみを縮小します。
手術を受ける前に考慮すべき点
手術には感染、出血、神経損傷、再手術の可能性などリスクがあります。症状が中等度以上で生活の質が低下している場合は手術が有益と考えられますが、まずはリスクとベネフィットを主治医と十分に相談してください。
