椎間板ヘルニアの治療法は?
椎間板ヘルニアは、背骨の間にある椎間板が破裂したり、正しい位置からずれたりすることで起こる障害です。激しい腰痛や脚のしびれ、場合によっては部分的な麻痺を引き起こすことがありますが、治療法は複数あります。
安静
痛みやこわばりを軽減するために、まずは安静が推奨されます。椎間板がまだ大きくはみ出していない場合、過度な背中の動きを避け、安静にするだけで痛みの緩和や可動域の改善が期待できます。
理学療法
理学療法は椎間板を安定させ、周囲の軟部組織の炎症を抑える目的で行われます。ストレッチや可動域エクササイズ、温熱療法などを組み合わせ、筋肉や靭帯の柔軟性を高め、痛みの原因となる緊張を緩和します。
鎮痛薬
痛みの程度に応じて、鎮痛薬が用いられます。軽度から中等度の痛みには、アセトアミノフェンやイブプロフェンなどの市販のNSAIDsが有効です。重度や慢性的な痛みには、医師の処方によるオピオイド(例:オキシコドン、ヒドロコドン)などが使用されることがあります。
注射療法
ステロイド注射は、強い炎症を抑えるために椎間板周囲の椎間腔へコルチコステロイド(主にコルチゾン)を直接注入します。炎症が軽減されることで、痛みが劇的に減少し、可動域が改善します。
手術
保存的治療が効果を示さない場合や、椎間板が大きくはみ出して神経や筋肉を圧迫し、激しい痛みやしびれが続く場合は手術が検討されます。代表的な手術は椎間板摘出術(ディスク切除術)で、圧迫された神経を解放し、痛みを軽減します。
