人工芝で起こりやすいつま先の捻挫(ターフトウ)とリスクが高いスポーツ
ターフトウ(turf toe)は、足の親指の中足趾関節(MTP関節)が捻挫する状態を指します。人工芝上で親指が引っ掛かり、過伸展または過屈曲することで靭帯や関節包が損傷します。以下のスポーツはターフトウのリスクが特に高いとされています。
サッカー・フットボール
人工芝でプレーするサッカーやフットボールの選手は、ターフトウの罹患率が高いです。1960年代に耐久性のある代替芝として開発された人工芝は、初期のものは衝撃吸収が乏しく、足への衝撃が増大しました。摩擦が大きく、衝撃吸収が低いため、足指に大きな負荷がかかります。近年の人工芝は、砂やプラスチック粒子の「インフィル」を用いて、草地に近い感触と衝撃緩和を実現しています。
ランニング
トレイルランやクロスカントリーランでは、起伏の激しい路面や不整地がターフトウの原因となります。適切なフィット感のあるシューズを履かないと、足指に過度なストレスがかかります。トレイルラン用シューズはつま先部分が補強され、岩や根に対するクッション性が高く設計されています。ロードランナーは、平坦で滑らかな路面を選ぶことでリスクを軽減できます。
ダンス(バレエ)
バレエダンサーは、つま先立ち(ポワント)で長時間過酷な姿勢を保つため、親指に大きな負荷がかかります。靭帯が伸び、関節の安定性が低下しやすく、ターフトウの発症リスクが高まります。
体操
体操選手は裸足で高衝撃のジャンプやフリップを行うため、足全体に強い力が伝わります。特に親指はバランス保持の重要な支点となり、衝撃が集中しやすいです。床運動中の急激な着地や回転は、外傷性ターフトウを引き起こすことがあります。
ターフトウを予防するには、適切なフットウェアの選択、適度なストレッチ、そして衝撃吸収性の高いインソールやテーピングの活用が有効です。
