X線装置の種類

X線装置は、体内の高密度構造を撮影するために使用されます。光子が体内を通過し、骨のような密度の高い構造は光子を通しにくく白く写ります。一方、空気は黒く、液体・脂肪・筋肉はグレーの濃淡で表現されます。医療現場で広く利用され、撮影された画像は「レントゲン写真(ラジオグラフ)」と呼ばれます。

CTスキャナー

CTスキャナーは医療分野で使用され、患者の体の断層画像を取得します。大きな箱状の装置の中心にトンネルがあり、患者は検査台に横たわったままトンネル内へ移動します。回転する多数のX線検出器が患者の周囲を回りながらX線を撮影し、そのデータはコンピュータで2次元のラジオグラフに変換されます。

骨用X線装置

骨用X線装置は、検査台の上に配置されたX線管と、下部にある画像記録プレート(またはフィルム)で構成されます。X線管は可動式のアームに取り付けられ、撮影部位に合わせて位置調整が可能です。放射線量は低く、患者に害はありません。小型で持ち運び可能なポータブルタイプも存在します。

リニア加速器

リニア加速器は放射線治療に用いられ、腫瘍に強力な放射線ビームを照射してがん細胞を破壊します。高エネルギーの「ハードX線」を発生させ、患者ごとに迅速かつ簡単に校正できる点が利点です。

逆散乱X線装置

逆散乱X線装置は空港のセキュリティや荷物検査に利用され、衣服や布の下にある物体を検出します。従来のX線装置とは異なり、物体を通過した光子の強度ではなく、光子が散乱する度合いを測定します。液体や金属は光子を多く吸収し散乱が少ないため、コンピュータが散乱情報を元に画像を生成します。高速で高解像度の画像が得られ、従来のX線よりも詳細がはっきりと示されます。

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