足の過度な回内(オーバープロネーション)の原因
足の過度な回内(オーバープロネーション)とは、歩行や走行時に体重の大部分が足の内側にかかる状態です。この状態は足底のストレス骨折や足首の怪我、足の痛みなどさまざまな足の障害を引き起こします。主な原因は、足の筋力低下、加齢、肥満などです。
後脛骨筋(Tibialis Posterior)の弱化
後脛骨筋はふくらはぎから足の指先にかけて走り、足の内側への回内と足底屈曲(プランターフレクション)を制御します。この筋肉が弱くなると、回内の抑制が低下し、過度の回内が起こりやすくなります。
距骨下関節の外反(サブタラルエバージョン)
距骨下関節は足首の下に位置し、足の回内・外反・回転を可能にします。関節が外反すると、体重が足の内側(内側縁)に集中し、回内が過剰になります。関節の位置異常や外反の過度が原因です。
加齢
高齢者は身体活動が減少し体重が増えやすく、足の筋肉や靭帯の機能が低下します。その結果、足の機械的バランスが崩れ、過度の回内が起こりやすくなります。
肥満
体重が増えると、足底の距骨下関節が外反しやすくなり、足の縦アーチ(内側縦アーチ)が崩れます。アーチが低下すると足全体が内側に倒れ、過度の回内が生じます。
まとめ
過度の回内は筋力低下、関節の位置異常、加齢、肥満といった要因で引き起こされます。適切なストレッチや筋力トレーニング、体重管理、適切な靴の選択が予防・改善に役立ちます。
