側弯症の治療法:ブレースと手術のポイント
脊椎の湾曲(側弯症)は、主に思春期に発見されます。成長スパートの間に変形が目立ちやすく、診断が確定したら早期に治療方針を検討する必要があります。治療は、湾曲の程度と患者の成長成熟度を基に最適な方法が選ばれます。
背中ブレース(Back Braces)
ブレース治療の主な目的は、脊椎の湾曲が進行するのを防ぐことです。既に形成された湾曲を矯正するものではありません。成長期にある子どもは、成長が止まるまでブレースを装着し続けます。
使用される主なブレース
- 胸腰仙骨矯正装具(TLSO):湾曲部位に三点圧をかけ、進行を抑制します。衣服の下に装着し、1日23時間の着用が推奨されます。水泳やスポーツ時は外してください。
- チャールストンブレース:湾曲方向に逆らうように体を曲げ、夜間の睡眠中にのみ装着します。
手術(Surgery)
重度の側弯症やブレースでのコントロールが難しい場合、手術が必要になることがあります。手術は大きなリスクを伴い、広範囲の筋肉剥離や出血が懸念されます。必要に応じて、家族や本人の血液を事前に用意しておくと安心です。
入院期間は通常4〜7日で、術後2〜3日で軽い動きを開始できます。学業復帰は2〜4週間程度が目安です。ただし、骨が癒合するまでの間は活動を制限し、背部の安定を保つために以下を守ります。
- 最初の3か月は前屈・ねじり動作を最小限に抑える。
- 重い荷物の持ち上げは控える。
- 必要に応じて術後短期間のブレース装着。
術後6〜12か月は激しい衝撃や激しい身体接触を避け、医師がX線検査や診察で癒合状況を1〜2年にわたり確認します。骨が完全に癒合すれば、追加の治療は不要です。
