顎の痛みについての情報
顎の痛みは骨や関節の問題、歯の疾患、感染症、外傷など様々な原因で起こります。痛みが常に続くこともあれば、噛む・食べるときだけ現れることもあります。
原因
- 顎の骨折や外傷
- 顎関節症(TMJ)や関節炎
- 顎の歯並びや噛み合わせのずれ
- 顎腺の腫れ
- 歯科手術、親知らずの抜歯
- 副鼻腔や耳の感染症
- 狭心症・心筋梗塞
- 歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)
- 虫歯、歯の膿瘍
- 片頭痛・群発頭痛
- 爪噛み
- 顎嚢胞や腫瘍
症状
- 頭痛、顎関節や顔面筋肉の疼痛・圧痛
- 顎関節でのクリック音や「ロック」感
- 噛む・開閉が困難、口を大きく開けにくい
- 歯ぎしりや食いしばり
- 耳鳴り、歯の噛み合わせが合わない感覚
診断
歯科医師が視診・触診し、必要に応じてX線撮影で原因を特定します。虫歯や副鼻腔炎、歯周病は比較的容易に診断できますが、顎関節や筋肉の問題はキャスト(歯型)やTMJのレントゲン、専門医への紹介が必要になることがあります。全身的な疾患が疑われる場合は内科医が診断・治療を行います。
治療
原因に応じた治療が基本です。例として、歯ぎしりにはプラスチック製のナイトガード、TMJ症状には顎関節専門の矯正や咬合調整、虫歯や歯の損傷には修復、感染症には抗生物質、筋肉の緊張には筋弛緩剤が処方されます。軽度の痛みにはアセトアミノフェンやイブプロフェンの服用が有効です。
自宅でできる対処法
- 15分間隔で温湿布(温かいタオル)を顎筋に当てる
- 同様に15分間氷嚢で冷やし、温冷交互で筋肉をリラックスさせる
- 顎筋をやさしくマッサージする
- 塩を少々入れたぬるめの水でうがいをし、筋肉と神経を和らげる
- 噛む力が必要な硬い食べ物や口を大きく開ける必要のある食事は避ける
注意点
自宅療法や市販の鎮痛剤は一時的な緩和策として利用し、根本的な診断と治療のために必ず歯科医師の受診をしてください。歯科医師の指示がある場合以外は、自己判断で長期間の使用は避けましょう。
