関節痛の原因となる主な疾患
体の関節は、二つの骨が接する部位で、軟骨・腱・靭帯、関節液が構造と可動性、クッション機能を担っています。加齢や外傷により関節が劣化すると、さまざまな疾患が発症し、痛みが生じます。
関節炎(Arthritis)
関節の軟骨がすり減ったり変性したりする状態です。リウマチ性関節炎では、自己免疫が関節を攻撃し、炎症・腫れ・赤みが現れ、動くだけでも痛みが出ます。
滑液包炎(Bursitis)
関節周囲にある小さな液体で満たされた嚢(滑液包)が炎症を起こすと、触れると痛くなり、動きが制限されます。圧迫部位のクッション機能が低下するため、痛みが増します。
腱炎(Tendinitis)
筋肉と骨をつなぐ腱が炎症を起こす状態です。関節周辺の腱が腫れることで痛みが生じますが、腫れは軽く、可動域は比較的保たれます。
痛風(Gout)
体内の尿酸が結晶化し、関節に沈着することで起こります。プリン体の多い食事が原因となり、尿酸が排泄されずに蓄積すると、関節が腫れ、熱感・赤み・激しい痛みを伴います。主に足の親指の関節に現れますが、全身の関節でも起こり得ます。
全身性エリテマトーデス(Lupus)
自己免疫が全身の組織を攻撃する疾患で、関節、皮膚、臓器に炎症を起こします。女性に多く、完治は難しいものの、症状緩和の治療があります。関節痛に加え、倦怠感、発熱、うつ、体重変動なども見られます。
