退化器官(痕跡臓器)の代表例
退化器官(痕跡臓器)の代表例
1. 盲腸(虫垂)
盲腸は大腸から突き出した小さな指状の臓器で、現在は明確な機能が確認されていません。虫垂炎の手術でしばしば摘出されます。
2. 親知らず(第三大臼歯)
親知らずは人が最後に生える歯で、10代後半から20代前半に萌出します。埋伏しやすく、痛みや炎症を起こすことが多いため、予防的に抜歯されることがあります。
3. 尾骨(尾椎)
尾骨は脊椎の最下部にある小さな骨で、人類の祖先が持っていた尾の残骸です。日常生活にほとんど影響はなく、除去しても問題は生じません。
4. 耳の小筋(耳筋)
人は3つの小さな耳筋を持ちますが、現在はほとんど使われていません。かつては耳を動かすために使われていたと考えられます。
5. 体毛
出生時には全身に薄い体毛が生えており、生後すぐに抜け落ちますが、腕や脚、脇の下などに残る人もいます。生存に必須ではなく、退化器官とみなされます。
6. 半月形結膜(半月皺)
眼の内側の隅にある小さな皮膚のひだで、第三まぶた(nictitating membrane)の残骸と考えられます。多くの動物では眼を保護する役割があります。
7. ダーウィン結節
耳の上縁にある小さな隆起で、祖先の尖った耳の名残とされています。
8. 長掌筋
肘から手首にかけて走る細い筋肉で、手の主要な動作にはほとんど関与しません。人によっては先天的に欠損しています。
9. ヒラメ筋
膝からかかとにかけて走る小さな筋肉で、歩行や走行に必須ではなく、欠損している人も多いです。
