血圧の計算式とは?

血圧は血液が血管壁に及ぼす圧力で、聴診器と血圧計、腕に巻くカフを用いて測定します。正しく装着し適切に加圧することで、健康状態を示す迅速な指標が得られます。

血圧はミリメートル水銀柱(mmHg)で表され、かつては水銀柱の変位で測定されていましたが、現在はデジタル血圧計が自動で正確に測定します。

収縮期血圧(Systolic Blood Pressure)

収縮期血圧は左心室が血液を全身へ送り出すときの圧力です。成人の正常血圧は120/80 mmHgで、上の数値(120)が収縮期血圧にあたります。

拡張期血圧(Diastolic Blood Pressure)

拡張期血圧は心臓が拡張し、血液で満たされているときの血管内圧です。正常血圧の下の数値(80)が拡張期血圧です。

動脈血圧(Arterial Blood Pressure)

動脈血圧は心拍出量(CO)と血管抵抗(VR)を掛け合わせて求めます。

BP = CO × VR

心拍出量は心臓が1分間に送り出す血液量、血管抵抗は血管の太さや血液量により決まります。

平均動脈圧(Mean Arterial Pressure, MAP)

平均動脈圧は次の式で計算します。

MAP = [(2 × 拡張期) + 収縮期] ÷ 3

心臓は拡張期に2倍の時間を費やすため、拡張期の圧力が2倍で計算に反映されます。成人の正常MAPは70〜110 mmHgです。MAPが60以下になると、心臓・脳・腎臓への血流が不足します。

留意点

心臓、脳、腎臓、ホルモン、神経系が連携して血圧を調節しています。血圧が低すぎても高すぎても、心不全や腎不全のリスクがあります。成人の安静時血圧は収縮期が120 mmHg未満、拡張期が80 mmHg未満が目安です。持続的な異常は薬物療法や食事・運動の改善で対処します。

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