うっ血性心不全に対する脚圧迫療法

圧迫療法(コンプレッションセラピー)は、うっ血性心不全患者において、静脈瘤、静脈性潰瘍、慢性静脈不全の治療や血栓症予防に用いられます。治療方針は必ず主治医と相談してください。重度の心不全(代償不全)や重篤な末梢動脈疾患がある場合は使用しません。

使用目的

圧迫ストッキングや伸縮性包帯で下肢を圧迫し、静脈壁への負担を軽減します。圧迫により静脈の構造が保たれ、心臓への負荷が減少します。また、酸素を失った血液が心臓・肺へ逆流するのを防ぎ、酸素化を促進します。

圧迫の形態

医師の指示に従い、膝下までの圧迫ストッキング、太ももまで伸びるストッキング、または従来の伸縮性包帯が用いられます。包帯や巻き方は必ず医師の許可と指導のもとで実施してください。うっ血性心不全患者用とリンパ浮腫患者用の圧迫ストッキングは圧力や素材が異なるため、違いを理解して選択することが重要です。

むくみの軽減

圧迫ストッキングや脚の巻き方は、体液がたまって起こるむくみ(浮腫)を減少させ、心臓への負担を軽減します。さらに、心不全患者は毎日一定時間、脚を心臓と同じ高さまたはそれ以上に上げるよう指示されます。これにより静脈圧が下がり、体液が下肢に滞留せず循環系に戻ります。

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