TCとHDLの重要性とは?
コレステロールの測定は、医師の診察を受けて空腹時の血液検査(空腹コレステロールパネル)を依頼します。検査結果にはTC(総コレステロール)やHDLが数値で示されますが、これらは健康状態を判断する重要な指標です。
TC(総コレステロール)とは
TCは "total cholesterol" の略で、血中に存在するすべてのコレステロールの合計です。
TC = HDL + LDL + VLDL で構成され、LDL(低密度リポタンパク)とVLDL(極低密度リポタンパク)は「悪玉コレステロール」と呼ばれます。
HDLコレステロールとは
HDLは "high-density lipoprotein" の略で、余分なコレステロールを肝臓へ運び、体外へ排出させる働きがあります。
そのため、HDLは "善玉コレステロール" として健康にとって非常に重要です。
心臓病との関係
ハーバード大学医学部が出版した『The Harvard Medical School Guide to Lowering Your Cholesterol』によれば、HDLが高いほど心臓病のリスクは低くなるとされています。
運動の効果
定期的な運動はHDLを増加させ、総コレステロール(TC)全体のバランスを改善する最も効果的な方法のひとつです。
LDLの計算方法
TCとHDLの数値から簡易的にLDLを推定できます。まず、トリグリセリド値を5で割り(VLDLの目安)、次にTCからHDLとVLDLを引くとLDLが求まります。
例:LDL = TC - HDL - (トリグリセリド ÷ 5)
目安となる数値(安全レベル)
米国国立コレステロール教育プログラム(NCEP)のガイドラインでは、以下の数値が望ましいとされています。
- 総コレステロール(TC):200 mg/dL 以下
- HDLコレステロール:60 mg/dL 以上
これらの基準を参考に、定期的な検査と生活習慣の見直しを行うことが、心血管疾患予防につながります。
