医師が血液中のLDLとHDL濃度を監視する理由
HDLとLDL
HDLは「善玉」コレステロールと呼ばれ、血中のコレステロールを肝臓へ運び、体外へ排出させます。一方、LDLは「悪玉」コレステロールと呼ばれ、動脈壁に沈着しやすく、動脈硬化の原因となります。
目標レベル
- HDLは数値が高いほど良く、一般的には血中濃度が40〜60 mg/dLです。60 mg/dL以上になると心臓病のリスクが低減します。
- LDLはできるだけ低く保ちたい指標で、目安は100 mg/dL未満です。
総コレステロール
総コレステロールはHDLとLDLの値から算出されます。LDLが高いと総コレステロールも上昇しますが、HDLが高い場合も総コレステロールは上がります。ただし、HDLが高い人は同じ総コレステロールでも健康リスクが低いと評価されます。
コレステロール比
総コレステロールをHDLで割った比率(コレステロール比)でリスクを評価します。たとえば、総コレステロールが265 mg/dLでHDLが40 mg/dLの場合、比率は6.6:1です。米国心臓協会は5:1以下、理想は3.5:1以下を目標としています。
意義
HDLとLDLの測定は、総コレステロールだけでは分からない心筋梗塞や脳卒中のリスクをより正確に把握するために重要です。
