HDL と LDL の比率を計算する方法
米国心臓協会などの専門家は、コレステロールが高いと心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まると指摘しています。しかし、実際のリスクを正確に把握するのは容易ではありません。LDL(低密度リポタンパク)コレステロールは血管にプラークを蓄積させ、LDL が高いほど動脈が詰まりやすくなります。一方、HDL(高密度リポタンパク)コレステロールは血管を保護し、心血管疾患の予防に役立ちます。したがって、理想的なのは LDL が低く、HDL が高い状態です。
HDL と LDL の比率は、総合的なリスクを評価する上で有用な指標です。この比率を算出するには、LDL と HDL の両方が測定された完全な脂質プロファイルが必要です。
測定手順
検査の依頼
医師に脂質プロファイル検査を依頼します。電話で予約できる場合も多く、診察室で直接受けるか、外部ラボに委託されるかは医師次第です。
絶食
検査前に最低12時間は絶食してください。水やブラックコーヒーは許可されますが、食事は結果に影響します。
検査実施
医療機関で血液サンプルを採取します。採取された血液は検査室で分析され、結果は医師に送られます。
結果の受領と計算
検査結果は約1週間で郵送されます。結果に HDL と LDL の数値が記載されているはずです。HDL の数値を LDL の数値で割って比率を求めます。例:HDL が 50 mg/dL、LDL が 180 mg/dL の場合、比率は 50 ÷ 180 ≈ 0.28、すなわち約 1 : 3.5 です。
結果の解釈
イエール・ニューヘイブン病院の基準によれば、HDL/LDL の比率が 1 : 5.1(=5.1)を超えると「危険」とされます。逆に 3.5 以下(=1 : 3.5)であれば「心血管保護が最大」と評価され、1 と 5.1 の間は「平均的」なリスクとみなされます。
