高コレステロールの真実と対策

コレステロールはどこから来るのか

米国心臓協会によれば、コレステロールは「食事」と「体内」の二つの要因で決まります。体内では肝臓が主に合成し、腸で吸収されます。LDL(悪玉コレステロール)は食事からも取り込まれ、家族性に遺伝することもあります。飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を多く含む食事はコレステロールを上昇させ、甲状腺・肝臓・腎臓の疾患も原因となります。

食事だけでは改善しないこともある

「心臓に優しい」食事を続けても、コレステロールが変わらない人がいます。これは肝臓の酵素異常や、肝臓が腸よりも多くコレステロールを産生してしまうためです。また、バターの代わりにマーガリンを選んでも、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の量に注意しなければ効果は期待できません。

誰でも高コレステロールになり得る

体型とコレステロールは必ずしも相関しません。痩せていても、肥満でも、男女の差もほとんどありません。定期的に医師のもとで血液検査を受け、特にトランス脂肪酸や飽和脂肪酸の摂取量に注意し、運動を取り入れることが重要です。家族に高コレステロールの既往がある場合は1〜2年ごと、そうでなければ5年ごとの検査が推奨されます。最低でも20歳から検査を始めると良いでしょう。

薬でコレステロールを下げる方法

医師はリスク評価に基づき、以下のような薬を処方します。

  • 胆汁酸結合薬:体内のコレステロール排泄を促進
  • ニコチン酸(ナイアシン):LDLを低下
  • フィブラート系薬:中性脂肪を減らしHDLを上昇
  • スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬):LDL産生を抑制

処方された薬は医師と相談しながら継続的に服用してください。

高コレステロールがもたらすリスク

高コレステロールは心筋梗塞や脳卒中の主要な危険因子です。コレステロールが1%上昇すると、心血管イベントのリスクは約2%増加します。コレステロールと脂肪が動脈壁にプラークを形成し、血流を妨げ、血栓ができやすくなります。血栓が心臓近くでできれば心筋梗塞、脳近くでできれば脳卒中となります。

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